札幌大仏 金毘羅密寺
――迎え火の竹灯籠づくり説明会を終えて――

 

『作る喜びに供養の心が宿る』

花海棠の咲く門前に、今年も迎え火の竹灯籠づくりが集い始めました。

五月の連休明け、当山にて「迎え火の竹灯籠づくり説明会」を開催し、多くの皆様にご参加いただきました。ご参加の皆様へ先ずは御礼を申しあげます。

竹灯籠づくりに欠かすことのできないドリル作業。
初めて道具を手にされるお方もおられるご様子であり、今回もまず、安全な使い方を学んでいただくことを中心に進めさせて頂きました。

今回は本格的な制作に入る前段階として、実際に数個の試し彫りを行いながら、ドリルの扱い方や竹への穴あけの感覚を体験していただきました。

実際に竹へ穴をあけてみると、一つひとつの作業は簡単なようでいて、慎重さと集中を要することも感じられた事と思います。
また、初めて触れる道具に戸惑いながらも、それぞれ静かに竹へ向かわれていたご様子でした。

短い時間ではありましたが、竹に向かい手を動かす中で、不思議と気持ちが落ち着いてゆくような感覚を覚えられたお方もおられたのではないでしょうか。

いよいよ次回からは、本格的な制作が始まります。
ただ美しく竹灯籠を作り並べるだけではなく、自らの手を通して竹に灯を宿していくこの営みは、それぞれの内にある想いと向き合う時間でもあります。次のお集まりの頃には何のお花が皆様をお出迎えの事でしょう。

今年も八月十三日の夕刻、ご自身の手で彫られた迎え火の灯が、多くの竹灯籠とともに境内へ並びます。迎え火の宵、それぞれの願いや祈りを込め、「ご先祖様、こちらですよ」とお迎えする灯火となり、多くの皆様の想いとともに、迎え火の宵を静かに照らしてゆくことと思います。

合 掌

 


 

《お知らせ》


当山のお盆迎え火行事は、毎年八月十三日 午後七時より、
『おがら焚き・迎え火』を点火し勤めております。
どなた様でも迎え火行事にご参加頂けますのでお出で下さい。
尚、雨天の際は、下屋にお祀りしております水掛文殊様前にて執り行います。併せて『お持ち帰りの灯火』のお持ち帰りもお受けいただけます。

それぞれの想いを灯に託し、境内での静かな迎え火の宵をお過ごし下さい

■ 散念棒 ■

木仏文殊大菩薩様の御前には
それぞれが心にひとつ定め
静かに手を動かす時間があります。

灯籠づくりもまた
竹に向かい一つひとつ穴をあけながら
知らぬ間に自らの心とも向き合う時間となってゆくのでしょう。

PAGE TOP